JAFSA事業委員会発足について | JCSOS 海外留学生安全対策協議会|教職員向け

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お知らせ

JAFSA事業委員会発足について

新年度を迎え、お忙しくお過ごしのことと存じます。

この度、昨年度の2023年3月22日の 特定非営利活動法人JAFSA(国際教育交流協議会)理事会において、事務局長への諮問機関として、JAFSA 事務局内に事業委員会を発足させることが、了承されましたので、報告申し上げます。目的はJAFSAの機能強化を図るためです。

JCSOSとJAFSAは、それぞれが日本の学校・大学の国際化支援を目的とした特定非営利活動法人です。両者は、3年間にわたるわが国のコロナウイルス禍対策を契機に、2022年に一般社団法人日本旅行業協会(JATA)の留学ワーキンググループ、一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)とも協力し、2月と8月に岸田内閣総理大臣に、学校の国際交流の妨げとなる、出入国管理の緩和要望書を発出しました。更に、11月にはJCSOS・JAFSAとJATAは経団連とともに、学生の留学と就職を考える公開セミナーを行い、多数の視聴者にご覧いただきました。

昨年度の活動を通して、日本の学校・大学の国際化を推進するためには、国内外の産業界、政府と大学の連携(ネットワーク)が不可欠であることを痛切に感じました。その活動を推し進めるためには、JAFSAに大学経営や教育政策の専門家の参画が不可欠であると、考えるに至りました。このため2014年から池野が代表世話人を務めております、研究集団「新資本主義研究会※1」の中に、昨年5月8日に大学部会を発足させました。新資本主義研究会大学部会のメンバーは、全員JCSOS理事・アドバイザーとしても活動しており、大学経営や教育の経験者であります。

今般、JAFSAのなかに事業委員会を発足させることは、2023年1月18日の新資本主義研究会大学部会で検討し、それを3月のJAFSA理事会に提案し、了承されたものです。

今後もJCSOSとJAFSAは会員の皆様に、より包括的、機能的なサービスを提供していきます。皆様の今以上のご理解、ご支援を賜りますことを祈念いたします。

池野健一
特定非営利活動法人 海外留学生安全対策協議会(JCSOS)理事長
特定非営利活動法人 国際教育交流協議会(JAFSA) 団体理事

  • 1 新資本主義研究会は前身を近代資本主義研究会といい、当時経済企画庁長官であった、三木武夫氏から大来佐武郎氏に相談があり、財界要人たちの勉強会として設立されたものです。会は1958年6月25日に五島昇(東急社長)以下3名の財界人が発起人となり、発足しました。その後、1996年2月に新資本主義研究会と改名し、多くの大学関係者も参画するようになりました。当時活躍した方々は、伊東光晴(京都大学)、大坪壇(静岡産業大学学長)、稲葉元吉(横浜国立大学教授)、青山浩一郎(多摩大学教授)らが挙げられます。その後2014年11月に池野が代表世話人に就任し、会は大学問題を研究する場となっています。