2025年10月4日、女子大学連盟主催「今、女子大学を考える」と題するシンポジュウムが福岡女子大学にて開かれました。このシンポジュウムは、会員校の17大学学長が一堂に会するもので、加盟校の真剣さが感じられました。基調報告は、①「少子化、多様化の中の女子大学」は、渡邊学長(藤女子大学)、高橋学長(津田塾大学)、②「理工学系人材育成と女子大学」は高田学長(奈良女子大学)の三者により行われました。このシンポジュウムを当協議会理事長の池野がzoom配信で拝聴しました。報告内容、会場内の質疑応答では、様々な問題、課題が出されました。これまでの、文学部、教育学部、食物栄養学に偏重した学部編成を改革し、女子の大学進学率を上げる、大学院への進学率を上げるなどが今後の課題として取り上げられました。
これからも女子大学の社会で果たす役割は大きいと思われます。存続のためには、連盟間の連携、例えば事務処理の統一、国際交流運営ではコンソーシアムを形成し、留学催行中止のリスクを減らすなども、考えられるのではないかと思いました。今後も注視していきたいと思います。